注目銘柄

(8591) オリックス 2035年にROE15%・純利益1兆円を目指す長期戦略
(8591)オリックスは、2035年3月期を最終年度とする長期ビジョンを公表し、株主資本利益率(ROE)15%、純利益1兆円の達成を目標とする方針を明らかにした。既存事業の収益強化に加え、資産運用ビジネスの拡大や海外展開の加速を通じて、持続的成長と企業価値の最大化を図る構えだ。
同社は2024年3月期の純利益が約4,210億円、ROEが8.9%であり、今回の目標はその2倍以上の利益水準と、株主資本の高効率活用を示す野心的なものとなっている。
成長戦略の柱は、3つに分かれる。第一に、不動産、環境エネルギー、事業投資といったアセットビジネスでの利回り向上を通じて、安定したキャッシュフローを創出する。第二に、アセットマネジメント事業の規模拡大に注力し、国内外の機関投資家向けに投資商品や運用サービスを提供することで、フィー収益の拡充を目指す。第三に、グローバル展開の深化を掲げ、特に北米やアジアにおける金融サービスやインフラ投資の強化を推進する。
資本政策についても明示されており、ROE15%の実現には自己資本の資本効率を高める資産ポートフォリオの最適化が不可欠だとし、資産売却や事業再編の選択肢も視野に入れるとしている。また、株主還元方針としては「配当性向50%以上」を維持しつつ、成長投資とのバランスを取った自社株買いも検討する方針だ。
同社は2024年3月期の純利益が約4,210億円、ROEが8.9%であり、今回の目標はその2倍以上の利益水準と、株主資本の高効率活用を示す野心的なものとなっている。
成長戦略の柱は、3つに分かれる。第一に、不動産、環境エネルギー、事業投資といったアセットビジネスでの利回り向上を通じて、安定したキャッシュフローを創出する。第二に、アセットマネジメント事業の規模拡大に注力し、国内外の機関投資家向けに投資商品や運用サービスを提供することで、フィー収益の拡充を目指す。第三に、グローバル展開の深化を掲げ、特に北米やアジアにおける金融サービスやインフラ投資の強化を推進する。
資本政策についても明示されており、ROE15%の実現には自己資本の資本効率を高める資産ポートフォリオの最適化が不可欠だとし、資産売却や事業再編の選択肢も視野に入れるとしている。また、株主還元方針としては「配当性向50%以上」を維持しつつ、成長投資とのバランスを取った自社株買いも検討する方針だ。