ダウ平均は3営業日ぶりに反発し、史上最高値を更新した。セールスフォースの2024年8～10月期決算は、売上高が前年同期比8%増の94億ドル（約1兆4000億円）、純利益が25%増の15億ドルだった。AIエージェントに注力し、サブスクリプションが好調なことで、一時10％あまり上昇した。

パウエルFRB議長は、「米景気は想定以上に強い」と発言し、「利下げを急ぐ必要はない」としているが、市場はポジティブに受け止め、上げ幅を拡大した。金利低下により、エヌビディアやアマゾンが上昇した。ナスダックは4日続伸し、史上最高値を更新した。決算見通しが市場予想を上回った半導体のマーベル・テクノロジーは23％急伸した。

地区連銀経済報告(ベージュブック)では、経済活動は大半の地区で若干上向いたことが示された。トランプ次期大統領はSEC委員長に暗号資産推進派を指名した。11月のISMサービス業景況感指数は52.1％となり、前月の56.0％から3.9ポイント低下した。しかし、50％を上回る水準を維持しており、サービス部門の拡大が5か月連続で続いていることを示している。