デンヨーは、トヨタと共同で燃料電池電源車を開発し、実証実験を進めてきたが、主力製品である可搬形発電機においても燃料電池化を実現する。開発した燃料電池式可搬形発電装置は、エンジン式の発電機と同様に移動が簡単に出来るため、土木・建設工事現場や災害発生時の電源、テレビ中継や各種イベント会場で電力の供給が可能となる。

初代ＭＩＲＡＩのために開発した燃料電池セルを活用した豊田自動織機の燃料電池フォークリフトに使われている燃料電池システムを発電装置に利用し、燃料電池から出力される直流電力を交流電力に変換する燃料電池専用パワーコンディショナーを新たに開発した。今後は二酸化炭素排出削減量を検証するために実証実験を開始する。2000円～2200円のゾーン内の動きだが、安値圏。