クオンタムソリューションズが、タイで生産しているＥＶのトライアル生産が終了し、量産を開始した。生産するのは、ＦＯＭＭが開発した「ＦＯＭＭ　ＯＮＥ（フォム ワン）」で、日本では軽自動車規格となる世界最小クラスの4人乗りＥＶ。シャシーがバスタブのような形状になっていることで水に浮くように設計された世界で唯一のＥＶとして話題になった。前輪駆動のインホイールモーターは、水中でも駆動が可能で、推進力が得られる。

水害の多いタイで量産し、中国、東南アジア、中南米での普及を睨んでいる。日本では車両価格275万円で限定3台で販売されたが、軽自動車規格としては高く、水に浮くというメリットが見いだしにくい。またタイでの受注状況や量産規模は不明。