ミックスドシグナルとはアナログ信号とデジタル信号が混在した半導体で、自動車や家電などに使うモーターの効率を上げ、電力消費の削減に寄与する。海外メーカーが強いが、ルネサスエレクトロニクスは21年2月に低電力のミックスドシグナル技術に強い英アナログ半導体大手のダイアログを約49億ユーロ（約6157億円）で買収している。ミネベアミツミは2023年にも群馬や岐阜に開発拠点を設け、量産を開始する。オムロンからアナログ半導体8インチ工場やMEMS事業を買収しており、半導体事業を数年以内に売上高600億円から1000億円へ、10年以内に2000億円への成長を目標としている。