吉野家 ＨＤは、保有する京樽の全株式を(3563)スシローグローバル ＨＤに譲渡する。吉野家 ＨＤのセグメント別売上では、吉野家が圧倒的で、はなまるや京樽は苦戦が続いていた。京樽の第3四半期売り上げは35.1％減の136億円で、20億円の損失を出している。店舗の統廃合を行い、現在は294店舗まで縮小している。会社更生法を申請し再建中だった京樽支援のため、発行済み株式の50％を取得し、2011年に株式交換で完全子会社化していたが、同業のスシローに売却することが得策と判断したようだ。当時の交換比率では京樽は吉野家の半分の評価だったが、さらに企業価値は毀損していると見られる。