東亜合成は植物由来の次世代素材CNF(
セルロースナノファイバー)の価格を従来の2割に抑える技術を開発したと、日経が報じている。CNFは鉄と比べて重さは5分の1、強度は5倍だが、製造コストが1キログラムあたり数千円から1万円と高く普及していなかった。東亞合成は新手法で生産したCNFを21年度にも売り出す。
自動車の外装材や家電製品で用途を探る。
レンゴーもCNF実証プラントも21年に新設し、量産技術を開発する。やはり
自動車向け素材への参入を目指している。CNFは製紙業界で主に研究開発が行われているが、植物由来で、製造時の
二酸化炭素排出量も少ないため、脱
炭素社会へ向けて注目度が上がりそうだ。