安川電機の2021年2月期第2四半期(3-8月)の営業利益は8.3％減の132億円となった。3-5月の21.6％減より改善した。3-8月は107億円を計画しており、計画を25億円上回った。

ACサーボモータ・コントローラー事業で中国が伸びる一方、ロボット事業は顧客工場の操業低下で減少した。

セグメント別では、モーションコントロールの営業利益は4.4％増の124億円。3-5月の5.4％増からは減少した。ACサーボモータ・コントローラ事業では中国が増加する一方、インバータ事業で米国が減少した。

ロボットの営業利益は36.7％減の24億円。3-5月の87％減から改善した。溶接・塗装ロボットなど自動車向けや顧客工場の操業低下で売上は減少。一般産業分野では中国の5G需要や自動化ニーズの加速で堅調に推移した。

通期業績予想を発表し、営業利益は7.9％減の222億円とした。下半期から翌年にむけて緩やかに回復に向かうことを想定している。

安川電機の株価は80円高の4325円で推移している。