すららネットは通期経常利益を1.72億円から2.83億円と64.8％上方修正した。新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言や外出自粛で全国の小中学校が臨時休校などの影響を受け、オンライン学習や在宅学習需要が拡大したことから、「すらら」や「すららドリル」の利用者が増加した。下期は通常の経済活動に戻るという前提で計画を作成している。

また、2020年12月期第2四半期の経常利益は1.93億円となった(前期は▲0.58億円)。すららの導入校は12月末と比較して391校増の1447校、利用ID用数は4万5ID増の10万9972IDとなった。

販路別では、学習塾マーケットの売上高は11.9％増の3.34億円。導入校数は162校増の993校、ID数は5119ID増の2万3268IDとなった。

学校マーケットの売上高は22.2％増の1.98億円。導入校数は219校増の402校、ID数は3万8611ID増の7万2087IDとなった。

個人学習者向けの売上高は82.6％増の1.39億円。ID数は1223ID増の3572IDとなった。

すららネットの株価は55円高の3480円で推移している。