株テーマ:細胞培養装置の関連銘柄
ローツェは細胞培養処理を行うソフトウェアパッケージ「AsuRa」を開発。カネカは自動培養装置の開発で京都大学 iPS細胞研究所との共同研究契約を締結。日立製作所は2019年3月にiPS細胞の商用生産に向けた自動培養装置を開発。1号機を大日本住友製薬に納入した。
アイロムグループは、2018年12月にiPS細胞などの細胞培養・加工技術を外部に提供する事業を開始。自社で医療機関や製薬会社から細胞の培養加工を受託する事業を展開してきたが、再生医療の普及に伴って細胞培養の需要が増えるとみている。
日機装は、2021年1月に京都大学iPS細胞研究所(CiRA)や腎細胞医療の事業化を目指すリジェネフロとiPS細胞を使った腎臓病治療で共同研究契約を締結。CiRAとリジェネフロが持つiPS細胞由来腎前駆細胞の作製技術を取得し、腎前駆細胞を大量に培養するシステムを開発する。
東芝は、2021年7月1日に東芝が開発した細胞培養管理プラットフォームの社会実装を加速させるために設立したサイトリニクス社が営業を開始。細胞を安定的に培養することに必要な細胞モニタリング装置を小型化し、それを効果的に運用するクラウドウエアからなるプラットフォームで、今後は研究から量産まで様々なフェーズで導入できる装置開発や顧客のフェーズごとに最適化したサブスクリプションモデルでの提供を目指す。
三井化学は、世界唯一の樹脂「TPX」(ポリメチルペンテン)の高い酸素透過性を生かした新たな細胞培養ツール「InnoCell(イノセル:高酸素透過性培養容器」を開発した。