株テーマ:2022年ノーベル賞候補の関連銘柄

ハンガリー出身でドイツのバイオ企業ビオンテックの上級副社長を務める、カタリン・カリコ氏が、今年の」のノーベル賞医学・生理学で、新型コロナウイルスで実用化されたmRNAワクチンの開発で、有力候補となっている。全く新しいタイプのワクチンで、わずか1年たらずという短期間で有効性90%以上という高い効果をもたらしたことで、ノーベル賞の登竜門ともいわれるラスカー賞を受賞した。mRNAを治療に使うアイデアで論文を発表したのは2005年。

新型コロナウイルス以外でも、mRNAワクチンの開発が広がっていることや、既にファイザーやモデルナがワクチンを製造し、多くの命を救ったことも評価されている。受賞すれば、日本企業も物色されそうだ。

「mRNA関連株」
4974タカラバイオ
5201AGC
4568第一三共


Clarivate(クラリベイト)は、近い将来ノーベル賞を受賞する可能性の高い研究者が選出される「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」の2022年版を発表した。論文がどの程度引用され、学術界にインパクトを与えたのかなどを考慮し、ノーベル賞クラスと目される研究者を選出するもので、これまで受賞者の中から64名が実際にノーベル賞を受賞している。今回は日本人3名が選出された。

医学・生理学部門では、「筋萎縮性側索硬化症(ALS)および前頭側頭葉変性症(FTLD)の病理学的特徴であるTDP-43の同定、および神経変性疾患の研究への貢献」として、東京都医学総合研究所の長谷川成人氏が選出された。認知症疾患の構成タンパク質がTDP-43であることを突き止めたことが、評価された。

物理学分野部門では、「二次元材料の電子的挙動に関する研究に革命をもたらした、六方晶窒化ホウ素結晶の高純度化技術の開発」として、物質・材料研究機構(NIMS)フェローの谷口尚氏、ならびにNIMS 機能性材料研究拠点電気・電子機能分野 電子セラミックスグループ主席研究員の渡邊賢司氏が選出された。六方晶窒化ホウ素は、量子コンピューターなどへの応用が期待される「グラフェン」の研究に欠かせない。

2022年ノーベル賞候補 関連銘柄

2022年ノーベル賞候補 関連テーマ

ノーベル賞
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