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2008年5月から2ヶ月分
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テクニカルを重視する投資家にとっては、難儀な一週間であった。トレンドを見る上で、踏み留まったのは25日移動平均のみ。三本新値足、MACD、パラボリックがことごとく「ダマシ」となり、連騰に次ぐ連騰で、売り方の買い戻しに拍車をかけた。伝統的なPERを取っても、S&P500に比較して割高圏といえる17倍台に突入。しかも本決算で減益予想が相次ぎEPSが低下する中でのPER上昇である。
この背景は、海外機関投資家の日本株見直しに依るところが大きい。変われば変わるもので、つい最近まで日本株のウェイトを極端に落としていたのだが、メリルの機関投資家調査では、今後日本株のウェイトを高めるという比率が一気に増加している。
2008/4/17(木) 十年ぶりの危機脱出はバブル相場の入り口
2008/4/21(月) 悲観の中で生まれ、懐疑の中で育つ
と、金利低下による買い意欲の高まりを指摘してきたが、ようやく端緒についた趣がある。危機はいつも回避されるが、その時間が問題だ。今の米国金融当局には、今年後半の回復を強く意識しており、手綱を緩める気配は一向にない。このことに気がつき始め、世界景気とりわけ米国景気と連動性の高い日本株の見直しを始めたことは、素直に受け入れなければならない。
海外機関投資家は、株から債券へ、あるいは原油へ金へと渡り歩いた。最後のポートフォリオといわれる原油先物市場の規模は小さい。一旦資金の流れが変われば、相当な資金移動が起こると見た方が良さそうだ。日経平均の下値支持線は、今回の反発によって盤石なものになってきた。目先は200日移動平均が上値抑えに働くが、3割4割は当たり前の減益見通しは、今後の上方修正に繋がる。株価は先行指標である。結果は後からついてくる。