注目銘柄

    注目銘柄 2024/4/30 06:35
    (6315) TOWA メモリの3次元化
    韓国半導体大手SKハイニックスは、「AI需要の継続的な力強さでメモリー市場は完全な回復サイクルに入りつつある」との、認識を示した。第1四半期の営業利益は2兆8900億ウォン(21億ドル)で、市場予想の1兆8800億ウォンを上回った。

    メモリ業界の次のカタリストは、メモリの3次元化だ。3次元化は、MLCC積層セラミックコンデンサ)や、ロジック半導体、NAND型フラッシュメモリで超高度に進んでも、もう相場には響かない。DRAMへの実装は2030年頃と見られているが、その前にHBMが始まっている。成膜装置、エッチング装置、洗浄装置の重要度は、今後数年高まる。

    SKハイニックスは、約20兆ウォン(約2兆2000億円)を投じ、生成AI向けの「HBM」を増産する。最先端の「HBM3E」や「HBM4」を量産することになりそうだ。

    TOWAはSKハイニックスやサムスン電子からの受注が多く、HBMの普及で封止装置の受注が増えそうだ。需要に対応した、積極的な設備投資が、株価浮上のカギとなる。

株式情報更新 (5月18日)


会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方