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    【海外投資家、6週間連続で日本株買い越し、バフェット氏の強気発言で株高に拍車】
    日本取引所グループが18日に発表した投資部門別売買状況によると、5月第2週(8~12日)に海外勢は7812億円買い越した。買越額の内訳は現物が5659億円、先物が2153億円だった。

    5月第2週の東証株価指数(TOPIX)は週間で1%高と5週続伸。12日の取引時間中には2021年9月以来の高値を付ける場面があった。個人投資家は現物を3055億円売り越した。

    日本株は4月11日に著名投資家ウォーレン・バフェット氏が「追加投資を検討したい」と強気な見方を強調したとのインタビュー報道をきっかけに、株高に拍車がかかっている。5月第3週に入っても一段と水準を切り上げ、16日のTOPIXは約33年ぶりの高値を付け、17日の日経平均株価はおよそ1年8カ月ぶりに3万円台を回復した。

    海外投資家が日本株を買い越す理由はいくつかある。

    ・日本株は割安である。日本株のPER(株価収益率)は15倍程度で、米国株のPER(20倍程度)と比べて割安である。これは、日本企業の業績が米国企業の業績に比べて成長していないことを示唆しているが、同時に、日本株が割安に買われていることも示唆している。

    ・日本は成長の見通しが良好である。日本は人口減少が進んでいるが、高齢化に伴う消費の拡大や、インバウンド観光の拡大など、成長の見通しは良好である。また、日本政府は財政政策と金融政策の両面で金融緩和を継続しており、企業の設備投資や生産活動を後押ししている。

    ・日本は地政学的リスクが低い。日本は地政学的に安定した国であり、政治的リスクや経済的リスクも低い。これは、海外投資家にとって投資先として魅力的な要素である。

株式情報更新 (5月18日)


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