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    2023/2/8 10:28
    (3863) 日本製紙 負極材の供給体制を強化
    日本製紙は、EVの車載用リチウムイオンバッテリーの、負極材料の一つとして用いられるCMC(カルボキシメチルセルロース)の供給体制を強化するため、ハンガリーに製造販売子会社を設立した。CMCは、天然セルロースを高純度に精製したパルプを原料として得られ、増粘性・吸収性・保水性から、食品・歯磨きペーストなどの日用品、製紙などに広範囲に使用されてきた。近年ではリチウムイオンバッテリー用途も大きく伸長しており、負極材料塗工液の高機能性添加剤として使用されている。

    日本製紙は、2021年に江津工場のCMCの生産体制を強化したが、欧州域内で電池のサプライチェーンを完結させる動きが進んでいるため、新たにハンガリーでの生産体制の構築のため、新工場を建設する。新工場の稼働は2024年12月を予定し、売上高は5000万ユーロ(約70億円)を目指す。

株式情報更新 (5月6日)


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