コスモエネルギー ＨＤは、製品の一部について「揮発油等の品質の確保等に関する法律（品確法）」、「ＪＩＳ規格」ならびに取引先との取り決め等に則った検査を適正に実施していなかったと、発表した。コスモ石油の5施設で、5月から実施していた社内調査で発覚したが、判明後直ちに是正を行い、現在はすべての製品の検査を適正に実施しているという。出荷した製品については、品質上問題がないとしている。

不正は1995年から継続しており、検査回数が不十分だったり、検査マニュアルが法令に適合していないケースもあった。コスモエネルギー ＨＤは、第三者委員会は立ち上げず、監査の強化等で再発防止に努め、業績への影響は軽微としている。