注目銘柄

    決算 2020/4/13 15:40
    (8233) 高島屋 20年2月期の経常利益は25.7%減
    高島屋の2020年2月期の経常利益は25.7%減の232億円となった。

    百貨店業の営業利益は20.2%減の69億円。大型台風による店舗の臨時休業や暖冬、新型コロナウイルス発生後の中国からの旅行客減少、外出自粛などで来店客数が減少した。

    商業開発業の営業利益は5.4%増の99億円。開店50周年の玉川高島屋S・Cの屋上庭園改装や食品フロア全体のリニューアル、千葉県流山市の流山おおたかの森駅周辺エリアの3施設の開発推進などが寄与した。

    金融業の営業利益は10.4%減の48億円。高島屋クレジットと高島屋保険の合併に係る諸費用が発生し、減益となった。


    2021年2月期の業績予想は新型コロナウイルスの影響で未定としている。

    事業活動としては百貨店業のフードビジネスではライブ感やエンターテインメント性の高い売り方改革に取り組み集客力を向上。ファッション事業では顧客の期待を上回る商品仕入れや商品利益率の低下に歯止めをかけるMDの再構築などに取り組む。

    商業開発業では玉川高島屋S・Cのリニューアルや流山おたかの森S・Cの開発を推進。海外では市場拡大が見込まれるベトナムに経営資源を集中投下する。ハノイの不動産開発事業「スターレイク・プロジェクト」に参画し、2021年初めにバイリンガルスクールを開校。2022年以降に商業を中心とする複合施設の事業を開始する計画。

    金融業では、クレジットカード事業を起点に、顧客の資産形成や資産保全等のファイナンシャルサービスを展開する。

    高島屋の株価は2円安の959円で推移している。

株式情報更新 (5月17日)


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