建設、金融企業向けにＡＩを開発するＨＥＲＯＺは、東洋エンジニアリングとプラントの設計・建設に関するＡＩ技術の活用及びＡＩシステムの共同開発における業務提携契約を締結した。ＨＥＲＯＺは東洋エンジニアリングとＥＰＣ（設計・調達・建設）強靭化に向けたシステムを開発し、全てのプロジェクトに導入する。導入により2024年までに生産性を6倍に高めることを目標とする。

ＨＥＲＯＺは将棋ＡＩの研究開発で培った技術で、「建設」「金融」「エンターテインメント」を重点領域としている。竹中工務店とは構造設計の支援、ＳＭＢＣ日興證券やマネックスとは投資サポートや市場予測、バンダイナムコとは高品質ゲームの作成などで、協業している。巣ごもり需要の活性化やイベント開催等の影響で、将棋・チェスなどのユーザーが増加、課金も順調に伸びている。開発費用や人件費増が先行しているが、ＡＩ構築は着実に増加している。