イナリサーチがストップ高。イナリサーチ、慶應義塾大学医学部、東海大学医学部、滋賀医科大学医学部による研究グループは、2020年11月18日、MHC統御カニクイザルを用いて子宮移植を行い、世界で初めて非人霊長類動物で子宮移植後の出産に成功したと発表した。MHC統御カニクイザルでの子宮移植が技術的に可能であることが証明され、このモデル作製は、子宮移植に関わる医学的課題の解明にもつながる大きな成果としている。

研究グループは、生まれつき子宮がなかったり何らかの原因で子宮を摘出したことで妊娠出産が不可能とされていた子宮性不妊症の女性に対し、国内初の子宮移植の臨床応用を目指す。20～30代の子宮性不妊症の女性は国内で約6万人いるとされている。

イナリサーチの株価は150円高の945円で推移している。