大幸薬品は「正露丸」などの一般用医薬品や感染管理事業で「クレベリン」などを展開する。経常利益は2017年は15億円、2018年は18億円、2019年は36億円、2020年は54億円(決算期変更で9カ月決算)で推移している。
2021年12月期の経常利益を44億円を計画する。感染管理事業の「クレベリン」が新型
コロナウイルス感染症の拡大で消費者の衛生管理意識が高い水準で推移することを想定する。一方、京都工場での医薬品生産に伴う固定費増加やセールスミックスによる原価率上昇、市場環境激化に伴う販促費や
物流費の増加、研究開発費や各種
承認申請費用の増加を見込む。