ファーマフーズの2020年7月期第3四半期(8-4月)の経常利益は▲2.25億円となった(前期は▲0.68億円)。通期は18.2％増の7.52億円を計画する。第2四半期までに集中して行った「ニューモ育毛剤」などへの効率的な投資で、収益性が大幅に改善。第3四半期から利益回収が進んだとしている。

セグメント別では、機能性素材事業の利益は16.8％増の6.1億円。主力の「ファーマギャバ」「ボーンペップ」やOEM事業が大幅に増加した。

通信販売事業の利益は▲4.16億円(前期は▲3.27億円)。年間広告宣伝計画の大半を上期までに集中投資し、下期で利益を回収する通期黒字化モデルを実行。「ニューモ育毛剤」が約50万本の出荷となり増収をけん引し、定期顧客件数は66.5％増の22万6922件と大幅に増加した。

第4四半期は、新型コロナウイルスによる影響は想定されず、上期で集中投資を行い、下期で利益を回収する通期黒字化モデルで最高益となる見通しとしている。

ファーマフーズの株価は10円安の1038円で推移している。