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    決算 2020/6/5 14:04
    (6502) 東芝 20年3月期営業利益は268%増 21年3月期は15.7%減を計画
    東芝の2020年3月期営業利益は268%増の1304億円となった。原子力や火力・水力発電などのエネルギーシステムや公共インフラ・鉄道・産業システムなどのインフラシステムの改善などが寄与した。

    セグメント別では、原子力・火力・水力発電などのエネルギーシステムの営業利益は▲240億円から318億円に改善。構造改革などが寄与した。

    公共インフラや鉄道・産業システムなどのインフラシステムの営業利益は57.4%増の477億円。構造改革や公共インフラの増益が寄与した。

    昇降機や照明、空調などのビルの営業利益は72.1%増の291億円。昇降機や照明が増益となった。

    POSシステムや複合機などのリテール&プリンティングの営業利益は28.2%減の145億円。海外での減益が影響した。

    半導体やHDDなどのデジタル&ストレージの営業利益は7.2%増の134億円。構造改革効果などが寄与した。

    官公庁や製造業向けシステム案件などのデジタルの営業利益は107.4%増の168億円。官公庁向けシステム案件が好調に推移した。


    2021年3月期は15.7%減の1100億円を計画する。新型コロナウイルスの影響は、生産体制の回復時期を中国で4月、欧米アジアで6~7月頃を見込む。需要はリーマンショック時と同様に世界的に1年以上落ち込む。第2波の経済的影響は限定的とし、営業利益への影響は600億円としている。

    東芝の株価は125円高の3225円で推移している。

株式情報更新 (4月19日)


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