テラは、2019年10月2日、福島県立医科大学と胸腺がんに対する医師主導
治験を実施すると発表した。治療技術のベースにテラの樹状ワクチン療法を活用。テラは研究費と本
治験製品を提供する。
胸腺とは、みぞおちの上にある胸骨の裏側にある臓器で、免疫細胞のうちリンパ球の一種であるT細胞の分化や成熟に関する役割を担っている。胸腺がんの治療では、手術が可能な場合は手術で除去するが、不可能な場合には有効な治療法が少なく、新たな治療法の開発が求められている。
治験は2019年内に開始し、2023年まで実施する予定。
テラの株価は横ばいの185円で推移している。