株テーマ「AI」の9月24日時点(＊9月20日更新)の上昇トレンド銘柄数は先週の8銘柄から11銘柄に増加し、約7割が上昇トレンドとなっている。一方で、HEROZは銘柄診断のオシレーター分析で「割安」が2週連続で継続している。なお、HEROZの株価は430円高の13130円となり、「割安」から「中立」に転換した。

HEROZは2020年4月期の経常利益は22.9％増の5.1億円を計画。「HEROZ Kisin」の成長を見込んでおり、5-7月期(第1四半期)の経常利益は5％増の1.11億円となっている。HEROZの押さえておきたい主な注目情報一覧。


■金融
SMBC日興証券と共同開発。2019年3月に利用者1人ひとりに合わせた運用方法を自動的に提案する「AI株式ポートフォリオ」診断を開始。プロの棋士が数十手先を読むように「約3600銘柄の10年分の決算データや株価推移を基に、1カ月先の期待収益性を予測する」としている。

7月には、AIを活用した投資支援サービス「AI株価見守りサービス」の提供を開始。投資戦略の1つであるロスカット&プロフィットホールド戦略とAIの株価トレンド予測を組み合わせ、株式の売却タイミングを知らせる。


■建設
2019年6月、竹中工務店とAIを搭載した空間制御システムを共同開発すると発表。センサーから取得したビッグデータとAIで、空調や照明、室内温湿度などを自動的に最適化し、省エネルギーや省人化を実現する。成果をもとに、建物設備へのAI適用を進める。


■ゲーム
2019年9月、バンダイから「HEROZ Kisin」のノウハウを活用し開発された「カードゲーム対戦特化型AI」を搭載したデジタルカードゲーム「ゼノンザード」がリリース。2019年秋に、コーエーテクモゲームズと共同開発するAIバトルボードゲーム「三国志ヒーローズ」を配信する。