注目銘柄
2019/7/3 10:21
(4185) JSR 韓国向け輸出管理強化の影響は不透明
突然の韓国向け輸出管理強化を受けて、日本企業が世界シェア9割を握る半導体用レジストなどは、さぞ影響が大きいだろうと見ていたが、対象となる品目が徐々に明らかになった。対象レジストはEUV(極端紫外線)光源の製造工程で使う最先端技術でで、製造しているのは(4185)JSRや(4186)東京応化工業に限られる。JSRはEUVレジストをベルギーで生産しており、今回の輸出規制に該当するかは不明で、東京応化工業も影響は軽微と見られる。
フォトマスクの原料となるフォトマスクブランクスは、(7741)HOYAと(4063)信越化学の寡占状態で、EUV向けの割合が増加しており、信越化学はフォトマスクブランクスの生産能力を3割増強している。(5201)AGCはEUVブランクスに特化して、市場に新規参入する。これらもまだ最先端技術で出荷量は少なく、今回の輸出規制が長引かない限り影響は軽微のようだ。JSRの株価は22円安の1692円。
フォトマスクの原料となるフォトマスクブランクスは、(7741)HOYAと(4063)信越化学の寡占状態で、EUV向けの割合が増加しており、信越化学はフォトマスクブランクスの生産能力を3割増強している。(5201)AGCはEUVブランクスに特化して、市場に新規参入する。これらもまだ最先端技術で出荷量は少なく、今回の輸出規制が長引かない限り影響は軽微のようだ。JSRの株価は22円安の1692円。