注目銘柄

    バイオベンチャー関連銘柄の研究開発情報一覧
    バイオベンチャー関連銘柄の研究開発情報。4~5月に発表された決算や発表などから、主なバイオベンチャー関連銘柄の研究開発情報をまとめた。


    アンジェスは、HDF遺伝子治療用製品を中心とする遺伝子医薬品の研究を中心に実施。2019年3月に厚生労働省から遺伝子治療用製品の国内条件付承認を取得。海外では米国での新試験計画の策定を進めるとしている。

    そーせいグループは、Gタンパク質共役受容体(GPCR)を標的とする医薬品を研究開発。次世代がん免疫療法を目的とした候補薬「AZD4635」では、提携先のアストラゼネカが第2相臨床試験開始を目指している。アルツハイマー治療薬として開発中の「HTL0018318」では、ライセンスパートナーのアラガンが、サルを対象とした長期毒性試験で予期しない毒性所見が検出されたことで、詳細を把握するまで、臨床開発を中断。神経障害を対象とした「HTL0014242」では、18年12月に第1相臨床試験を開始。中間結果は19年下期を見込むとしている。

    タカラバイオの遺伝子医療事業では、遺伝子改変T細胞療法等の遺伝子治療の開発を進めている。2019年3月期の遺伝子医療事業の営業利益は、遺伝子治療薬の共同開発・独占販売契約の対価受領が寄与し、前期の▲12.22億円から5.06億円となった。

    サンバイオは中枢神経系疾患に対する再生細胞薬「SB623」の開発を、慢性期外傷性脳損傷と慢性期脳梗塞を対象に進めている。慢性期外傷性脳損傷では、2019年2月~2020年1月中に再生医療等製品として製造販売の承認申請を目指している。19年4月には厚生労働省の「先駆け審査指定制度」の対象品目の指定を受けた。また、2b臨床試験で主要項目を達成できなかった慢性期脳梗塞では、詳細解析中だが、3月に日米欧亜の4極グローバル展開に向け開発を継続することを決定した。

    オンコリスバイオファーマは、がんのウイルス療法「テロメライシン」では5つの臨床試験が同時進行。放射線併用食道がんでは、2019年4月に厚生労働省の定める「先がけ審査指定制度」に指定。抗PD-1抗体ペムブロリズマブ併用の固形がんではフェーズ1bに移行。メラノーマでは、予想以上の競合状態で計画より大幅に遅延。肝細胞がんでは、2019年中にフェーズ1の治験を終了する予定。抗PD-1抗体ペムブロリズマズ併用の胃がん・胃食道接合部がんでは、フェーズ2医師主導治験で1例目の投与準備を進める。また、ライセンスを付与した中国のハンルイ社は中国政府への治験申請に向けた準備を行っている。

株式情報更新 (4月24日)


会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方