理経は弾道ミサイルの警報などの「Ｊアラート」向け受信機を開発しているため、北朝鮮関連として注目されることも多い。ＩＴ機器の技術商社で、大学や官公庁向けが多く、衛星通信技術にも強い。中央官庁向けシステム更新の大型案件の反動がでると見られていたが、2019年3月期売上を95億円から100億円へ上方修正した。大学や官公庁向けシステムが好調だったようだ。

営業利益も1億円から1億4600万円に上方修正した。投資有価証券売却で3300万円の特別利益が発生するが、有価証券評価損2000万円を特別損失に計上するが、純利益は5000万円から2.4倍の1億2200万円に上方修正した。期末配当は3期ぶりに3円配当を実施する。株価は年初から回復基調にあるが、東証二部の小型株で、業績変化率の大きさに短期資金が集まっている。理経の株価は24円高の253円。