株テーマ:コバルトの関連銘柄

電子機器、特にリチウムイオン電池の正極材向けに需要が拡大している。住友金属鉱山は国内唯一のコバルトメーカーで、生産能力を増強中。EV(電気自動車)の普及で供給不足から価格が高騰しており、アップルはリチウムイオン電池向けの長期安定調達で鉱山会社と交渉と報じられている。埋蔵はコンゴに偏っており、世界的な争奪戦も想定される。JX金属や太平洋セメント、松田産業はリチウムイオン電池からコバルトを回収、ホンダ、トヨタ、豊田通商や住友金属鉱山はニッケル水素電池からコバルトを回収している。金属リサイクル業者も注目される。

中国は電気自動車(EV)の普及をにらみ、コバルトを爆買い。アップルもコバルトの直接購入を検討するなどコバルト争奪戦になっている。2021年1月は年初から上げ足を速め、17%の急騰となっている。コンゴのシェアが70%と高く、新型コロナの影響で物流が停滞していることも価格高騰に拍車をかけている。


電動車等で需要が増加する製品に使用されるリチウムイオン電池向け鉱物資源(リチウム、ニッケル、コバルト)は今後確実な需要増加が見込まれており、資源エネルギー庁の「2050年カーボンニュートラル社会実現に向けた鉱物資源政策」の試算によると、ニッケル、コバルトは供給不足に陥る可能性が指摘されている。コバルトはコンゴが埋蔵量で51.5%、豪州が17%を占めており、生産量ではコンゴが71%と圧倒している。南鳥島に存在するコバルト、ニッケルを多く含むコバルトリッチクラストの本格掘削が期待される。

三菱マテリアルは電気自動車(EV)に欠かせない希少金属(レアメタル)であるコバルトの生産に乗り出す。コバルト含有率が低い鉱石からでも効率的に取り出せる技術を開発し、2023年度からチリの鉱山で実証試験を開始する。

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株式情報更新 (4月19日)


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